TOPパイプのコラム > 紙巻きをパイプで

パイプのコラム

 普通の紙巻き煙草をパイプで吸うこと。これは、パイプ・スモーカーなら一度は試したかもしれない。試したことがない人は、ぜひ一度試して欲しい。これも経験だ。そうすることで、シガレットとパイプの違いについて知ることができる。実は僕の友人も僕がパイプでシガレットの葉を吹かすのを見て、パイプに興味を持ったのだ。

 僕が試した葉はマルボロのミディアム。シガレットを解体するのは初めてのことだ。表面の紙をやぶくと、割と大きめの葉が詰められていた。もっと細かい葉が無数に詰まっていると思っていたので、意外である。葉っぱに水分はなく、ぱさぱさなので、灰の重量も軽く、少し吹いただけで灰がパイプから飛び出してしまうので、ここはゆっくりと吹かさなければならない。

 パイプで吸ってみて、これが実にうまかった。シガレットの葉もパイプで吸えば格段に味わい深いことが判明した。もしかしたら、僕が直前に吸ったパイプの葉の味がカーボンに付着していたため、その味が残っていただけなのかもしれないが、かりにそうだとしても、パイプで吸えばおいしいことには変わりはない。

 驚くのはその喫煙する時間の長さである。普通のシガレットの4倍の時間をかけて吸うことができる。逆に言えば、シガレットは燃焼スピードが早すぎるというわけだ。シガレット・スモーカーは普段からいかに温かくて辛い煙を吸っているのかがわかる。パイプの良いところは冷たくて甘い煙を吸うことである。僕の友人が僕がシガレットの葉をパイプで吸っているのを見て、パイプに開眼したのもよくわかる。(2005/5/15)

シネマコミュニティの案内