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管理人の自己紹介

 生まれて初めてパイプを買ったのは23歳の頃だったかな。動機は簡単。僕が映画が大好きで、映画スターがタバコを吸っている姿に憧れていたから。といっても、子供の頃から親に厳しく「タバコは吸うな」と教育されていたことと、僕の苦手な人がみんなタバコを吸っていたこともあり、僕は普通の紙巻タバコにどうしても手を出すことが出来ず、葉巻やパイプをもって「これは肺に入れないからタバコじゃないんだ」といい聞かせて買った次第である。
 当時は貧乏フリーターだったので、高いパイプが買えず、梅田の阪急百貨店のタバコ売り場で売ってた4000円くらいのかなり小さなパイプを買った。一緒に買ったパイプの葉は「ロックン・チェア」で、これも他の葉よりも安かった。パウチを開けてみると、芳ばしい香りがして、「なんといい匂いがするのだろう」と思ったのが僕の第一印象。火をつけなくても香りを嗅いでいるだけで満足感があった。
 ところがこれが一度きりともうまく吸えたことがなかった。というのも、僕はタンパーはおろか、モールクリーナーすら買ってなかったのである。僕は10日もたたぬうちに挫折してしまう。それからしばらくは3ヶ月に一度、バイトに行く道の途中にあった新大阪たばこセンターというところでシガリロ1箱を買う程度だったが、24歳になって東京に引っ越してから4年間はまったくタバコに手をつけていない。


 ある日、僕は渋谷のル・コネスールというシガーバーの広告を見て、無性に葉巻を吸いたくなり、同店に入ってしまった。タバコとは4年ぶりの再会だ。そこで吸ったダンヒルがまた実にうまかったことか。昔何度か口にしたシガリロの味が嘘みたいだった。僕は時を忘れて葉巻を満喫し、生まれて初めて終電に乗り遅れてしまう。その日から僕は葉巻ファンとなり、色々な葉巻を試すようになった(そのほとんどは機械で巻いた安価なドライシガーであったが)。
 僕とパイプの二度目の出会いは、六本木のタバコ屋カプノス六本木で葉巻を買うついでにパイプのビギナーセットを衝動買いしたことだった。いくらだったかは忘れたけど3千円もしなかったと思う。その時はまだ葉巻に夢中だったので、パイプは2回吸ってみただけで、ただ「ふーん」の一言だけで興味がわかなかった。その時の自分は葉巻の方が見た目も断然かっこよく見えたからだ。そもそも葉巻を始めたのも少年時代のごっこ遊びの延長のようなものだった。葉巻はクリント・イーストウッドのような渋い西部劇のスターを連想させたが、パイプにはシャーロック・ホームズと藤子・F・不二雄とマッカーサーのイメージしかなく、いまいち男の魅力を感じていなかった。
 それから何日かして、葉巻が時間の浪費のように思えてならなくなる。葉巻は一度火をつけたら最後まで吸わなければならない。1本吸うとなると、最低でも45分は時間が必要だった。葉巻はくわえている時間よりも手に持っている時間の方が長いため、吸っている間は両手を使う作業ができない。僕は多趣味だから他にもやりたいことが山ほどあるのに、その時間を葉巻で潰すのがもったいない気がしてきたのである。そうして僕の葉巻ブームは早くも幕を下ろすのだった。


 僕の部屋に残されたのは以前買ったパイプのビギナーセットだけだった。パイプなら灰を捨てる手間もなく、ずっと口にくわえたまま吸えるので両手を使う作業ができる。一度着火したからといって最後まで吸う必要もなく、一度詰めた葉を10回にわけて休み休み吸っても構わない。その他、葉巻よりもお金がかからないなど、パイプにはメリットはいっぱいある。やがて僕はパイプを手に取った。
 今度はまじめに吸ってみたのだが、味が全然わからない上に、舌を火傷して、歯磨きをするとヒリヒリしてたまらなかった。普通の紙巻タバコのペースで吸おうものなら必ず失敗する。ひどいものだと思ったが、ネットで吸い方を検索してみると、「最初の1ヶ月はうまく吸えなくて苦労するが、その苦労を乗り越えた暁には、これ以上ない味を楽しむことができる」と書いてあって、これを読んで俄然やる気が出た。パイプの濃くのある味わいを知ってしまうと、もう他のタバコも目じゃないらしい。僕もうまく吸えるまで決して諦めずに吸い続けることにした。
 毎日毎日詰め方、吸い方を変えて試してみたけれど、うまく吸えたことなど一度もなく、ついには口の内側の皮まで剥がれてしまった。パイプに関する本はどこにも売ってないし、コツがまったくわからない。でもパウチを開けた瞬間はいつもいい香りがするので、うまく吸えれば美味しいに違いないという確信があった。
 もしかしたらパイプが悪いのかもしれないと思った僕は、本気でパイプをやっていく決意をかためて、タバコ屋の老舗、銀座・菊水で本格的な(といっても7800円だけど)パイプを購入したのである(下写真)。その際、菊水の店員にも丁寧に吸い方を教わった。僕が一番勘違いしていたのは着火の仕方だったようだ。


 満を持して、新品のパイプ(カーボンは店でつけてもらった)を使って、教えられた通りに吸ってみたら、これがうまく吸えたのである。キャラメルだかワッフルだか黒蜜だか、いや、いまだかつて体験したことのない、なんともいえない甘い香りが鼻の辺りに広がった。感動だった。大きなため息が出た。パイプがこんなにうまかったなんて。僕は幸福な気分に満たされ、そのひとときを満喫した。この時の葉は「アンホーラ・フル・アロマ」。2005年4月13日。僕のパイプ覚醒日である。28歳だった。こうして僕のパイプ生活は始まった。
 その二日後、さっそく僕は会社の飲み会の席で皆の前でパイプを披露し、一躍注目の的となった。皆「すごくいい匂いがする」と口々に言ってくれた。この時の葉は「メローブリーズ・フルアロマティック」。その日から僕のあだ名はなぜかパイプカットになってしまったが(パイプの意味が違うじゃん!)、みんな僕のことを金持ちだと勘違いしたようで、僕はちょっぴり自己陶酔に浸らせてもらった。


 周囲を見回してみても、パイプを吸う人は滅多に見かけないけれど、パイプの世界は想像を絶するほど奥が深い。パイプだけでも何万という種類があり、パイプの葉の銘柄も無数にある。なのにどうして吸っている人がいないのだろうかと疑問に思うくらいだ。しかし、そこがかえって「他人とは違うことをやりたがる」僕にはたまらなく魅力的に思えてならない。
 パイプを始めてから変わったことといえば、心にゆとりができたことである。パイプはゆったりと落ち着いて吸わなければうまく吸えないから、自然と気持ちがおおらかになるのだろう。僕の場合、嗅覚もかなり敏感になった。今ではシガレットの煙が臭く感じてしまうほどである。

 さて、このホームページは、そんな僕がパイプに目覚めた翌月に早速開設したパイプの情報サイトである。まだまだパイプに関しては初心者で、知らないことが多く、このサイトも僕個人の趣味の領域を越えることはないが、これがこれからパイプを始めようと思っている人の少しでも役に立てるのなら、これ以上嬉しいことはない。

管理人愛用のパイプ
▲管理人が初めてパイプの味を覚えたブッ・ショカンのミラージュというパイプです(フランス製)。一目惚れでした。このパイプは、当サイトのシンボルマークにもなっており、今は外出用に使っています。値段は初心者にも手の届く7800円でした。

名前:
ジョニー

生年月日:
1977年1月7日

職業:
IT関係

趣味:
映画鑑賞

性格:
へそまがり

愛用パソコン:
PowerMacG4

パイプを始めた日:
2005年3月4日

パイプの味に目覚めた日:
2005年4月13日

ホームページ開設日:
2005年5月5日

 

※管理人の味覚チェック

洋食と中華と和食で好きなのは→和食

好きな食べ物は→卵料理かな

好きなお菓子は→チョコレート

嫌いな食べ物は→ありません

コーヒーと紅茶では→コーヒー(でも昔は紅茶党だった)

肉と魚では→魚

牛と鳥と豚では→鳥

一番好きな野菜は→レタス

アイスクリームといえば→バニラ味

甘口と辛口では→どちらも好き

お酒は→ほとんど飲まない

煙草は→紙巻き煙草は吸えません

マクドナルドとモスバーガーでは→マクドナルド

良く行くレストランは→デニーズ

レストランで食べるものといえば→ハンバーグ

パイプといえば→バージニア

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