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パイプが似合う男

飛鳥

飛鳥

日本産 50g

<初めて吸った時の感想>
 風邪でダウンしていたので、しばらくパイプはやめていた。2週間も吸わなかったが、ということは、パイプには依存性はないということがわかった。久しぶりに吸うたばこだから、記念に日本製のJTのたばこを吸おう。
 飛鳥は現在はデンマーク製だが、かつては日本製だった。日本製本家飛鳥は今となっては貴重である。僕は埼玉は上福岡にあるタバコセンターホシノというところでこれを見付けたので、大喜びで購入した。誰もパイプに興味がないのか、売れ残ってほこりにまみれ、蜘蛛の糸がついてたほどだ。パイプたばこには賞味期限はないとはいえ、フタをあけたとき、プスッという空気が入る音があまりしなかったこともあり、正直大丈夫だろうかと心配になった。
 一応吸ってみた味はなかなか深みがあり、気に入った。舌の奥にも複雑な味を感じることができる。ちょっと発酵したような味もあった。もう僕は着香系が吸えなくなったと断言してしまうほどにイギリスタイプが大好きだが、飛鳥もイギリスタイプならではのクセになりそうなユニークな味がして、2週間ぶりのパイプに舌鼓をうった。これなら毎日吸ってもいいと思ったが、いささか臭みが強い気もした。例えばダンヒルの965なんかだと臭いという感覚はないのだが、飛鳥はたしかに臭い気がした。吸い終わった後の口臭もけっこう気になったくらいだ。しかしニンニクと同じく、たばこだって臭くてもうまいものはうまいわけで、桃山に比べるまでもなく、味自体には大変満足できるレベルである。もっと上手に吸えば、もっともっとおいしくなると確信した。(2005/7/31)

<吸い慣れてからの感想>
 これはかなり好きなたばこである。「飛鳥II」をまだ試していないので、その違いについて書くことはできないが、とにかく日本にこれほどのたばこがあったとは感動である。それともこれは日本人の口に合わせて作られたたばこだったのかもしれない。
 香りはあまり好きなものではない。今でもフタを開けるたびにウッと嫌な気分になる。はっきりいってこれほど臭いたばこはないだろう。といってもやはり飛鳥の醍醐味はその味にあると言える。喉はやや荒れるが、味はほのかに甘い。いつまでも飽きない味である。お茶をすするように、ゆっくり吸うと、口の中に甘さがふわっと広がっていく。その味わいを楽しむたばこである。香りよりも味という点で、着香系のたばことは一線を画す内容である。煙をたっぷり口に含んだ後、口からフーッとゆっくり吹き出すと、鼻に芳ばしい香りが抜けていく。葉そのものの香りはひどいのだが、これを焼いた煙そのものは何ともクセになるピーナッツ系の香りである。パイプの世界は本当に不思議なものである。(2005/8/29)

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