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パイプが似合う男

セリーニ・クラシコセリーニ・クラシコ

セリーニ・クラシコ

イタリア産 50g 1000円

<初めて吸った時の感想>
 パウチには「ヨーロッパ・タイプのパイプ煙草のファーストクラス。イタリア・オリジナルの決定版」みたいな意味の言葉がプリントしてあるので、僕も大いに期待していたし、イタリア人はどんなパイプを嗜むのかと、興味津々で買ってみた。値段はパウチ入りとしては割と高めな1000円である。これがまずかったら「金返せ」だぞ。
 好みの問題もあるが、率直な感想を言えば、これはあまり僕の好きなタイプじゃなかった。オレンジ風味とはいったものの、実際に感じた匂いはなんだかオモチャ屋に売ってあるようなアロマ線香のような匂いであった。食べ物のような芳ばしい香りを好む僕としては、どうもこの「作られた」ような人工的な匂いが好きになれないが、この点では僕が最初に買ったスウェーデン煙草「メローブリーズ・フルアロマティック」にも通じると思う。しかし「メローブリーズ」は第三者が「良い香り」と言ってくれたが、「セリーニ・クラシコ」は第三者にとっても匂いに抵抗があったようだ。
 「軽く仕上がっているので常喫できる」との評判だが、僕にはかなりどぎつい。とても毎日吸いたいとは思わない。パイプというのは、1回吸っただけでその匂いがカーボンに付着してしまうので、次の煙草の味を悪くしないためにも、上等のパイプを使いたくはない。正直言って、この銘柄の第一印象はかなり頂けなかったな。(2005/5/22)

<吸い慣れてからの感想>
 第一印象が今までで最低だったので、正直言って、これは捨ててしまおうかと思っていた。なにしろコイツのせいでパイプを1本台無しにしてしまったのだから。わが愛用のパイプは、いまだにコイツの変な匂いが取れないのだ。でも、1000円もした煙草なので、捨てるのはもったいなく、あと1度だけでも吸ってみようと思った。
 今回も、前回と同じパイプで挑戦。ところがどうだろう。今度は割とおいしかったのだ。同じ煙草でも喫煙者のコンディションよりけりで全然印象が違うということがわかった。たしかに、柑橘系の香りがした。これは結構心地よい香りだ。
 しかし、味は相変わらずエグい。吸わずに、吐いて吐いて、香りを嗅いで楽しむタイプの煙草である。というのも、ちょっと強めに吸っただけで、すぐに香料が破壊されて、ひどい香りが周囲に飛び出してしまうからだ。香料の本来の香りを損なわないためには、セカセカせずに、本当にゆーっくりと燻らせなければならない。というわけで、上級者向けである。かなり喫煙者を選ぶ煙草だ。やっと1000円の意味に納得した。煙草の奥深さを知る上では勉強になった。(2005/5/29)

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