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パイプが似合う男

メローブリーズ フルアロマティック

メローブリーズ フルアロマティック

スウェーデン産 50g 930円

<初めて吸った時の感想>
メローブリーズは、スウェーデンの人気銘柄である。日本ではかなりの人気品だが、僕は海外のパイプ煙草カタログなどでこれを見たことがないので、海外ではもしかしたら知る人ぞ知る一品になるのかもしれない。
メローという英単語は、日本人も普通に使うが、意味を誤って使っている人が多い。メローの意味は「円熟」である。メローブリーズだと意訳すれば「芳醇なそよ風」といったところか。シリーズは3種類あり、ここで紹介しているのはフルアロマティックになる。アロマティックは香りという意味なので、名前からして、この銘柄はとにもかくにも香り優先の銘柄ということがわかる。
僕にとってこれは最も思い出深い銘柄になる。なぜなら、これが僕の最初のパイプ体験だったから。パウチを開けたとき、ものすごく芳醇な香りがして、それだけでも満足していたくらいである。これはよくブルーベリーガムに例えられるが、まさにその通りの強い香りだ。吸わなくとも、これだけの香りがするのだから、吸ってみたら相当うまいに違いないと期待したが、何度やってもうまくいかず、初めての舌焼けも経験し、悪戦苦闘したものだった。 (2006/12/20)

<吸い慣れてからの感想>
これは、銀座の菊水でコツを教えてもらった日に、ようやく吸えるようになった。煙がこんなにも甘いものだったなんて。そう思った瞬間だった。煙の周辺に漂う香りを嗅ぐだけでも、なんだか気持ちがよくなった。ちょうど蜜を舐めているような気分だった。
嬉しかったので、早速パイプを他人の前で初披露した。この煙草をつめて、着火した瞬間、まわりのみんなが「すごくいい香りがする!」と驚いた。この銘柄は、パイプとは自分だけでなく、他人までもいい気分にさせてくれるものだということをわからせてくれた銘柄でもあった。パイプは、下手な吸い方ではこのような良い香りはしない。うまくくゆらせれば、それはもう素晴らしい香りにつつまれるものである。口に含んでみても甘い味がするのだが、どちらかというと、ゆっくりと吹かして鼻で香りを楽しみたいものだ。
僕が初めてこの銘柄に挑戦したとき(つまりは初めてパイプに触れたとき)、ちょうどイラン映画を見ていたので、以後、この煙草の香りを嗅ぐたびに、僕はイランの風景をついつい思い浮かべてしまう。僕にとってはこの香りこそが、ペルシャ、千夜一夜の香りのイメージになってしまった。もちろん実際はそんなことはないだろうから、イランの方々には申し訳ないのだが、でもこれも自分にとってはひとつの良い思い出である。 (2006/12/20)

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