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パイプが似合う男

ダンヒル・ロイヤル・ヨット

ダンヒル・ロイヤル・ヨット

イギリス産 50g 1150円

<初めて吸った時の感想>
天下のダンヒルってことで、僕はダンヒルのたばこばかり買ってる気がするが、またまた今日もダンヒル購入。今回は銀座1丁目のつやふきん佐々木にて購入。この原色ベタベタのド派手なパッケージから僕がイメージしたのは強度のラタキア系だったのだが、開けてみると残念である。イギリスタイプにして、一切ラタキアは配合されてなかった。予備知識も無しに買ったものだから余計な出費となった。しかもこれが僕がパイプの最後の試練と位置づけているバージニア葉だけのミクスチャである。これはまいった。今までにマクレーランド・クリスマス・チアーを筆頭に、ずいぶんとバージニア葉系統の銘柄で挫折を経験してきてるので、今度もまた失敗だろうと吸う以前から不安になった。もともと僕はシガレットを吸わない男で、いきなりシガーとパイプから始めたせいか、たばこ感の強い銘柄は苦手としてきた。そのためラタキアのようにシガレットらしくないパイプならではの個性の強いものばかりに手をのばしていったいきさつがある。
ともかくせっかく買ったので吸ってみないことには始まらない。不安ながらに愛用のキャラバッシュ・パイプに詰めてみた。葉そのものはやや発酵したような匂いがするが、シャーロック・ホームズのファーストインプレッションに近いものを感じた。いざ吸ってみると、まろやかな感じである。煙がとろりとしているとでも書こうか。バージニア葉主体の銘柄としては、入門編と位置づけても問題なかろう。これがたばこ本来の味ということになるのか。それまで僕が試したバージニア葉主体の銘柄はどれも「ニコチン酔い」しやすかったが、これは割とシラフのまま吸うことができた。(2005/8/11)

<吸い慣れてからの感想>
ようやくヴァージニア葉に慣れてきた。それまではラタキア系ばかり吸っていたが、いったんラタキアをやめて、ヴァージニア葉だけにこだわってみたのだが、やっとその味の良さがわかるようになってきた。これよりもダンヒルのライト・フレークの方が味が面白くて好きなのだが、これも「ロイヤル」と冠しているだけあって、なかなかの味だ。今の僕の経験では、パイプの葉を食べ物に例えるなら、バーレーはキャラメル風味、ラタキアはナッツ風味とするならば、ヴァージニアはさしずめ小魚風味といったところか。つまり、お菓子のような味わいではない。とても素朴な味である。素朴だから長時間吸っていても飽きないわけだ。僕の場合、この銘柄は1ボウルを全部吸い終わるのに最低でも2時間はかかる。割と強めに詰めた方がいいようだが、あまり早く吸うとすぐに味が辛くなってしまうから、ゆっくりとゆっくりと吸わなければその旨味が引き出せない。少しでも辛いかなと感じたり、灰がからんだような匂いがしたら、焼きすぎだと思った方が良い。急がず焦らず、10分吸ったら10分休むくらいの心のゆとりがあるといいかと思う。風味は甘みよりは、酸っぱさの方がはっきりしている。この酸っぱい煙がなかなかの美味で、クセになる。「たばこ感」という言葉の意味が僕はあまりよくわからないのだが、恐らくこのようなたばこのことを言うのだろう。たしかにこれは「俺は今たばこを吸ってるんだぞ」という確かな感じを実感できる。噛みしめて味わいたい銘柄だ。(2005/9/6)

<その後・・・>
1年以上放置していたら、缶に入れていたのに、からからに乾燥して、カチカチになってしまった。こりゃだめだと思ったが、ものは試しとパイプに詰めて吸ってみたら、あら不思議。まだ甘みもたっぷり残っているし、うまい。乾燥しても吸えることがわかった。だから、乾燥したからって、下手にぬらしてまずくすることはない。まだまだ楽しませてくれそうな銘柄だ。(2007/2/25)

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